緑風渚の引き出し

若干ひねくれた大学生が22年の人生の中で思いついたことを書き残してます。

金葉祭

 金葉祭(こんようさい)は、紅葉の時期に行われる北大のお祭りだ。夜になるとイチョウ並木をライトアップする、学生主催のお祭りである。

 去年は恋人と一緒にライトアップを観た記憶がある。その時に、ほとんど恋人の写真を撮らなかったら、「イケメンくん(同じ学科の男の子)はいっぱい写真撮ってくれたよ」と言われて、珍しくカチンときたのを覚えている。

 今年は話題にも上がらなかった。恋人とは週に1度程度しかLINEをしない。卒論と院試で忙しくしているからだ。

 今年の金葉祭も誘おうかと思ったが、自分はライトアップ会場が研究室からの帰り道にあるので気軽に寄って行けるのだが、恋人の研究室は帰り道ではないため、誘わなかった。誘って、「そんな余裕ない」と言われるのが嫌だったからかもしれない。

 しかし、恋人は金葉祭に行っていたようだ。Instagramの親しいストーリーに上がっていたようだ。自分には表示されなかったので、自分は親しい友達から外されているようだった。友達が教えてくれた。

 彼女が何で親しい友達から外したのかはわからない。なぜ金葉祭に行っていたのかもわからない。考えても妄想の域を出ず、邪推になってしまう。明らかにコミュニケーション不足であることはわかっているが、どうしたらいいかわからない。