緑風渚の引き出し

若干ひねくれた大学生が22年の人生の中で思いついたことを書き残してます。

規範と怠惰と反動

 4年目にして、また夏休みを怠惰に過ごしている。社会から隔絶され、惰眠をむさぼり、ご飯を食べ、YouTubeで目的意識もなくおすすめされた動画を見て、気が向けばオナニーをする。

 この生活を2〜3日すると、とてつもない虚無感と申し訳無さ、不甲斐なさ、時間の浪費への焦りが出てくる。そうして急に本を読み始めたり、活動したりする。

 自分を突き動かすのは規範意識である。「こうあるべき」「望ましい自分」に近づくように行動する。

 本を読むのが好きなのではなく、本を読まなければならないと思っている。誰かに評価されるために、社会に評価されるために。研究が楽しいのではなく、した方がいいから研究する、できる立場にあり恵まれているから研究する、といったように。

 規範に生かされていると強く感じる。あるべき姿に縛られ、生きている。本当はそんな崇高なことを考えていないのに、崇高に生きるべきだと思い込んでいる。そう思いつつ、怠惰な時間を貪り、反動で活動する。