緑風渚の引き出し

若干ひねくれた大学生が22年の人生の中で思いついたことを書き残してます。

向き不向きと学識

 友人によく古典を読んでいる友人がいる。哲学系の古典を読んでいることが多く、高校の現代社会の科目で習ったことがあるような本を読んでいる。

 私はそれが羨ましい。私は古典を読みたくても、すぐに飽きてしまい、読めないからだ。

 彼いわく、自分が哲学書を読むのは読みたいから、気になるから、知りたいから読んでいる、だからめちゃくちゃ面白い、だそうだ。

 好みの違いだと言われた。趣味嗜好に貴賤はないが、私にとっての貴賤はある。彼の趣味は崇高であり、羨ましいものである。自分も古典を読める人になりたいのだが、古典を読んでいる自分が好きだからという理由では読めるようにならないだろう。古典に書いてある内容が気になり、読みたくなる日が来るだろうか。