緑風渚の引き出し

若干ひねくれた大学生が22年の人生の中で思いついたことを書き残してます。

ぬるっと社会人になる

 明日が入省初日である。

 大学院に進学する友人も多いため、自分も春からまた次の学年になる気がしなくもないが、一昨日に内定者の懇親会が開催されたり、友達に会って「春から社会人になります~」と報告したりすると少しだけ実感が涌いたり、湧かなかったり。

 実際、具体的な仕事内容も知らず、研修の日程も大まかにしか知らされず、何をするのかさっぱりわからないまま、初日を迎えている。不安がないわけではないが、何とかなるだろうの精神が身についている。これも、22年生きて得たものだろうか。

 学割をもう少し使えばよかったとは思う。美術館とか映画館とかカラオケとか。本ももっと読めばよかった。見たかったアニメをもっと見ておけばよかった。ダラダラ過ごしていた時間を少しだけ後悔する。

 でも、働けることにはすごくワクワクしている。社会から明確に役割が与えられ、社会に貢献できる。もう人生に満足していて、もうこれ以上したいことがないので、社会のために何かできるなら、まだ生きていける気がする。労働は社会との接点であり、生きる理由になりえる気がする。