緑風渚の引き出し

若干ひねくれた大学生が22年の人生の中で思いついたことを書き残してます。

人生ゲームのルール

 最近人生ゲームが流行ってる気がする。Nintendo Switchで発売され、VTuberがゲーム配信しているからだろう。関係性オタクとしては4人でわちゃわちゃゲームをしているだけでついつい見てしまう。

 人生ゲームのルールは至ってシンプルで、生涯で1番お金を稼いだ人が勝ちである。資本主義の具現化のようだ。様々な手段でお金をもらい、最後に1番お金を持っている人が勝利となる。

 そのため何回か実況動画を見ていると、ある程度セオリーのようなものがある事がわかる。もちろん運要素も多いのだが、高い物件を買っておくや子どもを何人か持つことなどが有利だと分かってくる(そういえばボードゲームの頃の人生ゲームもそうだった気がする)。

 対して、現実の人生ゲームは基本初見プレイである。時代や国、個人のステータスは選べず、不条理なこともたくさん起きる。当然ルールなど説明されない。そもそもルールはない。様々なことが起きるのは人生ゲームと同じだ。ルールが与えられない中、生きていくことが求められる。

 それでも社会構造などは知ることができる。労働市場や年金制度、教育制度、政治体制などである。それらは自分たちの人生に直結している。歴史=先人のことを知ること。そして、今の社会構造を知ること。初見プレイの人生ゲームを楽に、楽しく生きるために社会構造を学ぶのかもしれない。