緑風渚の引き出し

若干ひねくれた大学生が22年の人生の中で思いついたことを書き残してます。

お金の不安

 将来に漠然とした不安があったが、その大部分がお金の不安であることに気がついた。いくら稼げるのだろう。もっと言えば、どのぐらい稼げば親と同じような生活水準で暮らせるのだろうか。行きたいと思えば旅行に行けて、子供に十分な教育を受けさせ、楽しく暮らせるのか。

 「今日より明日はきっといい日になる」という価値観は、高度経済成長期が終わりバブルが崩壊してから持てなくなってしまった。技術革新で生活の質は上がっているはずだが、将来への不安は募るばかりだろう。

 安心できる社会保障を構築しようとしても、税金を上げるわけにはいかず、人口が増えることを前提にした年金制度を無理やり運用している日本では難しい。誰もが経済的に安心して暮らせる制度作りはできないのだろうか。

 私は、親に恵まれ、環境に恵まれたから、高い文化資本と学歴資本を相続し、経済的に困窮する可能性はおそらくかなり低い。贅沢な悩みであることはわかっているが、親と同じ生活水準で暮らしたいと思ってしまう。