緑風渚の引き出し

若干ひねくれた大学生が22年の人生の中で思いついたことを書き残してます。

ボカロと東方とEDM

 江國香織の「東京タワー」を読んで、かっこいい大人の女性への憧れが増した。ビリー・ジョエルジョニ・ミッチェルをレコードで聴き、都心のバーでウオッカをロックで飲む、おしゃれで余裕のある大人だ。

 村上春樹の小説の主人公はジャズ好きが多い。ジャズを聴くことを趣味にしていたり、ジャズが日常に溶け込んでいる描写があり、憧れる。自分もクラシックやジャズや洋楽をたしなむ、おしゃれな大人になりたい。

 しかし、現実は異なる。クラシックやジャズや洋楽を聴いても、面白さはわからず、結局ボカロと東方系とEDMな音楽を好んで聴いている。BPMは180、電子音が鳴り響き、重低音がビートを刻み、高音のVocalが疾走していく曲たちだ。

 ついでに、江國香織村上春樹の小説を読み、憧れながら、2chのスレを爆笑しながら読んでいるのだ。相容れなさそうな純文学と2ch、ジャズとボカロの間を行き来しながら、自分が形成されていく。