緑風渚の引き出し

若干ひねくれた大学生が22年の人生の中で思いついたことを書き残してます。

一緒に寝る

 人と一緒に寝るという行為に幸せを感じるのは、遺伝子による太古からのプログラムではないだろうか。

 性的な知識が全く無い小学校中学年の頃、好きな子と同じ布団で寝たいと思っていた。文字通りただ寝るだけだが、自分はそれを望んでいたことを今でも鮮明に覚えている。わざわざ自分の布団の右半分で寝るみたいな。

 彼女ができて、人と一緒に寝る機会ができた。シングルサイズの布団は成人二人が寝るのには当然狭く、睡眠の質は良くはない。それでも一緒に寝たいと思うのはなぜだろうか。身体が密着しやすいからだろうか。映画やドラマのベッドシーンの影響だろうか。朝起きた時に隣に好きな人がいるからかもしれない。ずっと近くにいられるからかもしれない。

 人と一緒に寝るという行為は一種の愛情表現なのだろう。それだけ近くにいても不快ではない、むしろ嬉しいということを伝える行為なのだろう。だから幸せを感じるのだ。