緑風渚の引き出し

若干ひねくれた大学生が22年の人生の中で思いついたことを書き残してます。

理系の研究室

 彼女と一緒に理系棟に行ったことがある。そもそも理系棟は学生証をタッチしないと入れないことが多く、文系の人間が入る機会はほとんどない。化学棟は各階に研究室が並んでいて、それぞれの部屋にたくさんの実験器具や機械が置いてあった。劇薬や危険物を扱っている研究室の前にはそれぞれ劇や危のマークがついていた。

 理系棟を巡っていると、国立大の理系と文系の学費が同じであることに納得がいかなくなった。理系にお金がかかることも肌感覚でわかった。文系とは大きく違うことがわかった。文系は本や文献を読んだり、フィールドワークをしたりして研究を行うが、理系が(もちろん学問分野によるが)実験を主にしており、たくさんの設備が必要になるのだ。

 理系の彼女のおかげで、研究棟デートが出来た。知見も広がり楽しかった。