緑風渚の引き出し

若干ひねくれた大学生が22年の人生の中で思いついたことを書き残してます。

大学の選び方

 彼女は海外の高校出身で、海外の大学も日本の大学も受験している。受験生時代に日本の高校生の志望校の決め方に違和感があったそうだ。日本では、やりたい学問ではなく、大学名のブランドで志望校を決めているのではないかと。

 確かにその通りだ。日本では高校でも科目数を絞ることはないし、興味関心に沿って授業のコマ数が変わるわけではないので、文系であれば、数学が出来れば国立、出来なければ私立といったように国立私立が分かれ、あとは自分の偏差値と大学名で選んでいるかもしれない。大学でどんな学問が学びたいか考えて学部を選んでいる人は多くないだろう。漠然としたイメージで法や経済を選んでいる。それよりも大事なのは大学名ブランド、高偏差値の大学だ。高偏差値の私立大学に入りたいがために複数の学部を乱れ打ちする人もいる。

 確かに偏差値一辺倒と高校での探求学習の少なさは問題かもしれない。学歴社会と中等教育の責任だろう。

 私は、「どんな人と一緒に4年間学びたいか」を考えた。自分は教育学を学べる教育学部に行きたかったため、教育学に関心のある人が集まっているところで学びたかった。また国立の方が様々な人がいると思い、進学を決めた。

 私の経験はあまり参考になるものではないが、やりたい学問を決め、どんな人が集まる大学なのか調べ、決めてほしいと思う。