緑風渚の引き出し

若干ひねくれた大学生が22年の人生の中で思いついたことを書き残してます。

探し物

 探してないときにはよく目につくのに、いざ探しているときになると見つからないものがある。コンドームだ。

 ドラッグストアで売っていることは知っているし、使う機会がない頃にはよく目に入って、この棚に売っているのかと思っていたが、いざ使う機会があるかもと思い探すと、全然見つからない。

 最初に買ったときは友達とドンキホーテに買いに行った。彼女もいないのに、コンビニやドラッグストアで買う勇気がなかった。ドンキホーテならふざけて買ってる感が出る。ただ、品ぞろえがいいわけではなく、結局3個900円の0.01のものを買った。相場も分からないので、とりあえず買った感じだ。

 しかし、ドラッグストアで買おうとすると、全く見つからない。昔はよく見かけていたのに。コンドームを探してドラッグストアを彷徨う時間ほど不毛な時間はない。いつもは店員さんに聞いてしまうのだが、コンドームとなると若干の恥ずかしさがある。いつもとは違う店で5分ほど彷徨い、小さいコンドームコーナーを発見した。そこでは3個900円の他に5個800円の0.02ミリも売っていた。薄さ以外に何が違うかわからないが、とりあえず安い方にしてみた。やはり1個300円は高いなと思っていたので、ラッキーである。

 レジでコンドームだけを買う大学生を、店員さんはどう思うのだろうか。何も思わないのだろうが、私だったら(羨ましいな)と思ってしまう気がする。そんなことを考えながら、800円のコンドームを買った。5個使い切ることはあるだろうか。