緑風渚の引き出し

若干ひねくれた大学生が22年の人生の中で思いついたことを書き残してます。

青春18きっぷの旅 #1-1(札幌-函館-木古内)

 札幌駅から五稜郭駅までは高速バスで行く。7:50分発の函館行きの高速バスだ。独立3列で快適だ。海の見える窓側だったのでラッキーだった。途中でサービスエリアで休憩する。有珠山SAには展望台があり、景色が良かった。寒々しい景色ではあるが、伊達市を一望できた。

 定刻通り13:17に五稜郭駅前についた。ここでバスが遅れれば秋田にたどり着けないことが確定するので、定刻運行のバスには助かった。五稜郭駅18きっぷ北海道新幹線オプション券を買う。売店で駅弁が売っているかと思ったが、売っていなかった。

 道南いさりび鉄道第三セクター鉄道だ。函館と木古内を結んでいる。がらがらではなく、地域の人が足として使っている印象だ。函館から乗れたわけではないので、BOX席の進行方向窓に座れなかったが、座席は座面クッション部分が柔らかいので良しとする。

 駅弁と確実性を天秤にかけ、確実性を選んだため、昼ごはんを食べそびれた。函館までバスで行くと乗り換え時間が10分しかなかったので、バス停から駅までの移動、切符の購入、駅弁の購入をできる可能性が薄かった。お腹はすいていないが、駅弁を買って電車の中で食べることは叶わなかった。

 バスの車窓でも思ったが、冬の北海道の森の景色は白い雪と茶色い幹と枝だ。たまに常緑樹もあるが、かえって寂しい。夏は青々とした緑かと思うと、夏もまた魅力的である。3月はまだまだ冬だ。

 地図で見ると海沿いを走っているように見えるが、海が見えるのはわずかな間だった。海が見えたときは函館山と函館港が一望でき、良い眺めだった。

 電車のスピードと揺れが好きかもしれない。するべきことはなく、揺られているだけで目的地に着く。

 ゆったり過ごせるって案外贅沢。非日常の時間が流れる。

 木古内についた。北海道最南端の駅だ。これで東南北を制覇した。北海道最西端は八雲駅らしい。今度行ってみたい。木古内駅には様々な展示が置いてあった。SL模型や使われなくなった行先表示プレートなど、鉄オタにはたまらないものだろう。愛国⇔幸福プレートもあり、微鉄オタでなくても楽しめた。

 いよいよ北海道新幹線である。(道の駅きこないまで走ってお昼ご飯を探したけど、結局得られなかった。)