緑風渚の引き出し

若干ひねくれた大学生が22年の人生の中で思いついたことを書き残してます。

私がエヴァ好きを公言しなかった理由

 エヴァが大好きだが、エヴァが好きと周りにはあまり言わなかった。

 なぜなら自分より好きの度合いが高い人が多そうだと思ったからだ。DVDブルーレイは持ってないし、原画や絵コンテのまとまった資料集も持っていない。グッズも集めていないし、初号機がアダムベースかリリスベースかきちんと覚えていない。

 でも、今回のシン・エヴァを観てエヴァが好きであることを認め、公言していくことにした。「好き」は人それぞれだと気がついた。感じ方は人それぞれである。同じものを見ながら、同じことは考えていないからだ。それと、グッズにお金を使わないのは、両親の影響と財力の問題だ。二人ともお金のかかる趣味はしないし、コレクション欲求もない。好きなものにお金を使っているイメージがないのだ。そして中高生は自由に使えるお金は少ない。それだけだ。

 私は「西暦2015年に14歳の少年少女」という、エヴァパイロットと同級生の世代である。碇シンジ君とは誕生日が2週間ちょっとしか変わらない。

 出会いは小学校5年生の金曜ロードショーヱヴァンゲリヲン新劇場版:Qの公開記念でヱヴァンゲリヲン新劇場版:破が放送されていた。エヴァについては全く知らず、たまたまテレビを付けたら第8使徒戦のシーンだった。なんだかよくわからないけど、とにかくとても面白かった。興奮した。少しだけグロかったけど。風呂に入らなきゃ行けなかったので、急いで録画して、後日見た。衝撃だった。新劇場版二作目の破から見てストーリーがわかるはずもないのだが、とても面白かった。残酷な天使のテーゼだけは知っていたので、ラストで流れるのかと思っていたら、翼をくださいだったので混乱するものの、受け入れた。裸の綾波レイに驚き、興奮して、そこだけ何回も見る(ほんとに数えられないほど見た)。そして空から降ってくる渚カヲルを見て、好きになる。これがエヴァとの出会いだ。

 その後、テレビアニメ版をGYAOで塾に行く前のギリギリの時間を使って見たり、金曜ロードショー(2014)で再び序破Qを見たりして、どんどん好きになっていった。小6の終わりに作ったGmailアドレスにはevaから始まるものにして、今でも使っている。

 エヴァを見たから人間的にひねくれたのか、ひねくれていた性格がエヴァと共鳴したのかはわからないが、人間不信になることがある私にとって、エヴァにはとても大きな影響を受けた。共感したのだ。

 以上のことから、エヴァ好きであり、これからは公言していくことにした、19歳男性となった。