緑風渚の引き出し

若干ひねくれた大学生が22年の人生の中で思いついたことを書き残してます。

終戦の日に思うこと

 8月15日。終戦の日だ。

 戦後75年を迎える。黙祷を捧げただろうか。

 戦争経験者の生の声を聞ける世代は我々が最後だと思われる。私も中3のときに学校の宿題で祖父に戦争経験の話を聞かなければ、知り得なかったと思う。確かに、修学旅行で広島や沖縄に行き、平和学習はしたものの、祖父が経験した話を聞くのとでは現実感が違う。どちらも生々しいが、受け止め方が異なる気がする。

 そして、人間は愚かだ。過ちを繰り返してしまう。それは人間は嫌なことを忘れる性質にあるからだ。それは仕方ない。忘れることで人間は生きていける。

 しかし、戦争は忘れてはいけない。戦争はしてはいけないということを覚えていなければならない。戦争をして幸せになる人が少なすぎる。不幸せになる人が多すぎる。した方がいいことなんて絶対にない。

 年に一回ぐらいは戦争について考えてほしい。もちろんにじさんじ甲子園で盛り上がるのもいいし、お盆休みを満喫するのもいい。ただ、今日ぐらいは少しでも第二次世界大戦に思いを馳せ、再び戦争の惨禍が起こりうることのないようにしたい。そのために私達は黙祷する。