緑風渚の引き出し

若干ひねくれた大学生が22年の人生の中で思いついたことを書き残してます。

現実

 テスト前、大学の図書館で勉強していて、ふと隣を見ると、水を飲むためにマスクをはずした隣の女性がとてもかわいかった。誰かに似てると思い、考えてみたが、最近観たAV女優に似ているという結論に至り、複雑な気持ちになった。最近のAV女優は、街ですれ違ったら振り返ってしまうくらい可愛い人がたくさんいる。だからといって、誰に似てるかで真っ先にAV女優が思いつくと、なんだか性欲の塊というか、AVをよく見てるのがばれるというか、相手に対して失礼になりそうだとか、そんなことを思うのはAV女優に失礼だろうかとか、いろいろ考えてしまった。

 高校時代の友人に「かわいい子には彼氏がいると思った方がいい」と言われたが、そんなことはないだろうと思っていた。かわいい子はそうやって敬遠されて、彼氏がいないかもしれない。行動しないと彼女はできないのだから、帰り際にでも告白しようかと考えた。大学の図書館だから、大学は一緒だし、今なら声をかければ4分の3で先輩である。いろんなことを想像しながら、閉館の20時までいようと思い、フランス語を勉強していると、19時半過ぎに男性が上の階から下りてきて、彼女に近づいた。(なぜ?)と考えた。仕草からすぐに彼氏だとわかった。最悪だ。やっぱりかわいい子には彼氏がいるのか。打ちひしがれた。男性の顔は良く見えなかったが、背が高く、服装はそこまでおしゃれしているわけではないが、黒スキニーに青と黒のダウンジャケットといった服装だ。せっかくコンタクトとおしゃれな服で武装していても、かわいい子は遠い。大学生のうちは可愛くて、胸が大きくて、優しいお姉さんと付き合いたいのに(欲望ダダもれ)。

 こんなことをしていたらあっという間に大学生の恋愛が終わってしまう。時間的・精神的余裕のあるうちに恋愛したい。恋愛経験値を上げたい。恋愛ごっこをして、人間的なセックスがしたい。こんなことを言っているうちは彼女はできないかも。