緑風渚の引き出し

若干ひねくれた大学生が22年の人生の中で思いついたことを書き残してます。

高校の同窓会

 成人の日の夜、高校のクラスで有志の同窓会があった。発起人は陽キャの子で、手を挙げたのも運動部のいわゆる陽キャばかりだった。同窓会には行きたいが、メンツを見て、渋ってしまった。その中には嫌いな(あまり得意ではない)W君もいたのだ。今までだったら絶対に行かなかっただろうが、陰キャよりの仲のいい友達に誘われたこともあり、行くことにした。LINEで彼女できた?と聞かれ、できたよ、と答えるとじゃあ来いよ、という話になった。

 集合場所に行ってみると、雰囲気がガラッと変わった子が多かった。髪型や服装など、高校生のときとは比べ物にならないぐらいおしゃれになっている。スーツの子も多かったが、高校生の頃とは明らかに何かが違った。

 同窓会はとても楽しかった。お酒の力も相まって、陽キャの友達と自然に話せた。以前は見下されいると思い、陽キャの人とは積極的に話さなかった。属しているグループが違うし、共通の話題もない。しかし、彼女ができると違う。自信が付く。一気にヒエラルキーが変わる気がする。今までは勉強ができて、運動ができることがヒエラルキーの基準だったが、大学生になると大学生活の充実度になるのかもしれない。彼女ができて自信がついたからなのか、彼女ができたことで周りからの評価が変わったからなのかはわからないが、明らかに自分より”上”の人たちと話しやすくなった。それか彼らも大人になったのかもしれない。