緑風渚の引き出し

若干ひねくれた大学生が22年の人生の中で思いついたことを書き残してます。

一人暮らしは不自然

 一人暮らしを4年間していて、思う。一人暮らしは不自然だ。人類史上、一人で暮らしてきた世代がどこにいるだろう。人は助け合わないと生きていけないはずなのに。あまりに社会から隔絶されやすくなっている。

 食事が寂しい。1人分つくるのも大変だし、2人分作っても、一緒に食べてくれる人はいない。結局2食、同じものを食べる。感想を言ってくれる人はいないし、共感もできない。ただ栄養を取るための時間になる。

 電気も暖房も1人で使っても2人で使っても変わらないのに、なぜか1人で使っている。お風呂もそうだ。1人ではもったいなくて湯船につかれない。

 誰かと一緒に暮らしたい。一人でいたいときもあるけど、二人でいたいときもある。一人だと一人しか選べないけど、二人なら一人にもなれるし二人にもなれる。

 もちろん一人が好きな人がいるのも知っている。大学で話していると、一人暮らしの方が好きで、卒業後も一人暮らししたいという人がいるから。

 それでも一人暮らしは不自然だと思う。何かの道理に反している。そんな気がする。