緑風渚の引き出し

若干ひねくれた大学生が22年の人生の中で思いついたことを書き残してます。

他者基準ニキ

 趣味はコミュニケーションツールである。好きなものが合うだけで仲良くなりやすくなる。ということは、どんな人と仲良くしたいかで趣味を変えればいいのだと思う。自分がその趣味が好きかどうかではなく、自分が好きな人と仲良くなるための手段として趣味を捉える節があることに最近気が付く。時間は有限で、どのコンテンツを消費するかは選択しなければならない。その時の基準は、もちろん「面白そう」もあるが、「これを消費してどんな人と仲良くなれるか」がある。

 恋愛でもそう。付き合ってからは、好きになった人に合わせる。服装だって、考え方だって、趣味だって、相手の好みに合わせたいと思う。なんなら、自分が好きになりやすい人に好かれるにはどうしたらいいか考えることもある。

 順応するのが得意なのかもしれない。自分の中にこだわりがないから。

 同時に「自分らしく生きよう」が無理だ。自分らしさなんかどこにあるかわからないからだ。「本当にしたいこと」なんてない。それには社会的規範が付きまとってくるから。規範や他者が用意した基準によって生きることが得意だとは思う。いいか悪いかは置いといて。