緑風渚の引き出し

若干ひねくれた大学生が22年の人生の中で思いついたことを書き残してます。

東大合格は超超超簡単!(ヒント:環境)

 東大合格は超簡単である。文系なら文Ⅲ、理系なら理Ⅱが特に簡単だ。

 共通テストで800/900点を取り、二次試験で240/440点を取ればいいのだ。

 こんなに明快な基準なことはない!

 予備校はこぞって東大合格者数を競っているので、問題分析も山ほどされているし、解答解説もたくさんある。二次試験は記述式で採点基準は公表されていないが、各予備校が威信をかけて採点基準や配点を予想している。受験対策はこれでもかというほどされている。

 東大模試もたくさんある。河合塾で2回、駿台で2回、東進で4回、代ゼミで2回と受けようと思えば年に10回も受けられる。他大の冠模試の2倍以上の回数がある。予備校の力の入れ具合が分かるだろう。

 予備校は合格者データ・不合格者データもたくさん持っている。そのため、この時期に何点取れている受験生はどの程度の確率で合格するかが統計的にはわかるのだ。

 東大合格のためにやるべきことは極めて明確で、共通テストで800/900点を取り、二次試験で240/440点取れるような勉強をすることだ。

 求められている能力も分かりやすい。素早い情報処理能力、論理的思考力、簡潔な文章力、5教科7科目を手広くこなす器用さ、少しの知識力、ミスの少なさあたりだろう。

 こんなの努力すれば誰でもできる。東大に受かるのに必要なのは適切な方向で大量の努力をすればいい。ただの点数ゲームだ。

 

 と、こんなことを言えるのは、高学歴・高収入の親の元に生まれ、東京で育ち、親の教育関心が高く、性別による偏見を受けず、中学受験をして中高一貫校に入り、高校内容を中学から先取りし、何不自由なく勉強する時間がたくさんあり、塾・予備校にも何不自由なく通い、膨大な情報にアクセスでき、周りに志を共にする友人がおり、東大入試レベルを教えることができる教師がおり、高校の先輩に東大OBOGがたくさんおり、東大受験を金銭的にも精神的にも応援してくれる親がいる環境だったやつだと思う。

 実際に東大合格者の親の平均年収は約900万であり、平均年収の約2倍だ。

 中学受験をすれば、小6までに多くの中学範囲の内容に触れ、2~5人に一人は東大に現役で合格するような中高に入ることもできる。当たり前のようにSAPIX鉄緑会に通い、当たり前のように東大に合格していく人がいる。

 条件がそろっていれば、東大合格なんて造作もないことだ。友人たちを見て思う。もちろん彼らも人並み以上の努力はしているし、尊敬もしている。それでも、環境の要因の大きさを感じる。