緑風渚の引き出し

若干ひねくれた大学生が22年の人生の中で思いついたことを書き残してます。

官僚志望教育学部生

 ​4日後に国家公務員総合職の1次試験を控えているが、ブログを更新しよう。

 高3の段階で将来の希望職種は官僚だった。担任からは、「官僚になりたいなら東大文一→法学部だろ」と言われたが、教育学を学びたかったので、「教育学部で教育学を学んで文科官僚になります」と言った(気がする)。そして教育学が学べる教育学部に進学した。某私立大学の教育学部は、その大学に入りたい人がたくさんの学部を受けて受かるとこ、みたいなイメージがあったので、受験すらしなかった。明確に学びたいことがあった誇り高き教育学部生だった。

 「官僚になりたいのに教育学部」という選択は、良い面と悪い面があった。

 良い面は教育学を学べたこと。教育行政学、教育社会学を学ぶことはとても楽しかったし、いい友人、先輩にも恵まれた。戦後日本の公教育制度の変遷、新自由主義改革の功罪、社会階層と教育機会の格差、地方と都市部の教育機会の格差などを学んだ。国家公務員総合職も人間科学区分で受験することで教育学を生かせた。

 悪い面は、公務員試験対策が独学になりやすい&参考書が充実していないことだ。スケジュール感も分からず、対策もこれで正しかったのか分からない(受かってしまえばどうということはないのだが)。参考書の少なさ、模試の少なさ、同じ区分で受ける仲間の見つけにくさ、過去問に解説がついていないことなど大変であった。非都市部から難関大を目指す高校生の状況が少しわかった気がする。

 大学3年で進路をそれなりに考え、結果的に初志貫徹となった。民間企業も見たが、やはり公教育に携わりたいという思いがあった。筆記試験は面接を受けるための資格を得るようなもので、試験合格が最終目標ではない。しかし、まずは試験に受からなければ。くだらないとどこかで思いながら、公務員試験の勉強をする。