緑風渚の引き出し

若干ひねくれた大学生が22年の人生の中で思いついたことを書き残してます。

半同棲

 近距離で互いに一人暮らしをしているのだが、恋人と1か月に1回ぐらいしか会えていない。

 半同棲?していた時期もある。布団を持ち込んで、寝るために恋人の家に行っていた。どちらも精神的に、時間的に比較的余裕のある時だった。

 思い返すと、あの時期はとても楽しかった。互いの生活に干渉しながら、都合よく互いの生活に干渉していた。一緒に寝たり、一緒に大学行ったり、たまに一緒にご飯を食べたり。生活リズムが乱されるのは苦じゃなかったし、恋人と少しでも一緒にいられて幸せだった。

 もう楽しくてする半同棲はないかもしれない。今の恋人と次に半同棲をする時が来たら、そのときはもう結婚を考えているだろうし、別の恋人と半同棲をするときもきっと結婚を意識した通過儀礼のようになるのではないだろうか。そのフェーズに進むべきだから半同棲するみたいな。

 学生の分際で半同棲をする人の気が知れなかったが、気がつけば半同棲していた1年前の自分を、半同棲をしている友人の話を聞いて懐かしんでしまった。自分を気持ち悪いと思った。