緑風渚の引き出し

若干ひねくれた大学生が22年の人生の中で思いついたことを書き残してます。

ペアリング考2

​ ためいながらも、彼女とペアリングを買った。互いのクリスマスプレゼントにした。ステンレス製のシルバーのシンプルな指輪だ。右手の人差し指にしている。
 自分の指に指輪があることを見ているだけで幸せだ。デザインも気に入っている。手をつないだとき、自分と同じリングをしていると感じると嬉しい。一人でいても常に彼女を意識できる。
 いくら結婚を意識しているからって付き合って3ヶ月で買うには重すぎる気がした。
とにかく指輪だけで幸せだ。
 指輪をして気が付いたことは、指のサイズは一日で微妙に変わることだ。きついなと思うときと緩いなと思うときがある。店舗で店員さんに言われたとおりだ。
 学習支援先につけていったが、中学生には意外と気が付かれないものだった。気がついても言われないだけかもしれないが。
 授業が始まってから会う友達の反応が気になる。なんと受け答えすればいいのだろうか。自分のことだから「じゃ~ん!いいでしょ〜」と自慢したくなってしまうのだが、ここは余裕を持って、クールに「別に。趣味だよ。まぁ彼女とお揃いだけど」ぐらいにしたい。