緑風渚の引き出し

若干ひねくれた大学生が22年の人生の中で思いついたことを書き残してます。

リアルと架空の花火大会

 花火の音がする。

 今日は真駒内花火大会のようだ。確かに街中で浴衣姿の女性を見かけた。真駒内花火大会は北海道最大級らしい。去年は彼女を誘ったが、あまり興味を示さなかったので、あきらめた。今年は花火大会の話すらしなかった。

 家で音だけ聞こえる花火を一人で聞くのは寂しい。知らなければないのと一緒だが、音が聞こえてしまえば花火大会の存在を知ってしまう。

 今の彼女と花火大会に行くことはないだろう。人混みが嫌いだし、花火にあまり関心を示していない。シチュエーションフェチな自分としては夏の花火大会に興味を持ってもらえないことは寂しいことだ。

 「○○くんが行きたいなら一緒にいこ?」みたいな妄想をしながら、

 現実に恋人がいるのに架空の恋人を脳内に作りながら。

 花火の音は響いてる。