緑風渚の引き出し

若干ひねくれた大学生が22年の人生の中で思いついたことを書き残してます。

ふわふわ言葉

 定義が曖昧な言葉を最近「ふわふわ言葉」と呼んでいる。文系の学問の議論において言葉の定義は最重要であり、使っている用語の定義が異なれば議論が成立しない。議論のスレ違いの大半は定義の違いか、対象にしている規模の違いであると思う。

 ゼミを2年間やって、自分がいかにふわふわ言葉を使っているかを思い知らされた。それっぽいことは言えるが「それってどういう意味?」と聞かれると説明に困るみたいな。「新自由主義的」という言葉は多義的である。難しい言葉をそれっぽく使ってみるが、何もわかっていない。厳密な議論をするときには、ふわふわ言葉ではいけない。

 ふわふわ言葉を使わずに、筆者の考えの整理や自分の考えの発表をしたい。

 

 ちなみに、本来のふわふわ言葉はちくちく言葉の対義語で、言われたら嬉しい言葉を指すようだ。