緑風渚の引き出し

若干ひねくれた大学生が22年の人生の中で思いついたことを書き残してます。

大学だなぁ

 ゼミの指導教官が担当している全学教育科目(1年生の教養教育)の授業にもぐった。

 先生が1年生の授業でどんなことをやっているかが気になったこともあるが、1年生の授業を対面で受けられることが新鮮だったため、2週目ももぐってしまった。

 二段組になっている黒板と階段状になっている椅子と机、まさしくthe 大学という感じだ。授業前後の雑談、座る位置によって性格が出たり、みんなの授業態度がわかったり。対面授業ならではの雰囲気が感じられる。まとまって座ってる女子と男子のグループ、適当な距離を保って座っている真面目な学生…。

 自分たちの学年は入学と同時にコロナで大学に行けず、1年生の授業はほとんどオンラインで受けた。1年生棟はほとんど使ったことがなく、いまだにどこにどんな教室があるかわかっていない。

 もちろんオンライン授業にも良さはある。ただ、1年生の頃は別に学問を学ぶためだけに大学に行くわけではない。新しい友達に出会って、どうでもいい話をいっぱいして、仲良くなって、帰りもおしゃべりしながら帰って。

 少し羨ましく思った。もちろん今の1年生は高校3年間をコロナとともに過ごした世代であり、それはそれで苦労があった世代だろう。他人を羨んでも仕方ないので、大学4年目にして、水曜の4限の時間だけは1年生の気分を味わうことにする。