緑風渚の引き出し

若干ひねくれた大学生が22年の人生の中で思いついたことを書き残してます。

試験は一つのものさし

 試験というものは、一つの能力しか測れない。

 至極当たり前のことだが、学歴社会の常識に染まっていると忘れてしまうことかもしれない。大学入試の結果を重視しすぎるからだ。

 大学入試も小さなある一つの能力を測っているだけ。もちろん基礎学力の定着が測れ、計画性や忍耐力、要領の良さなども間接的には測れているかもしれない。

 そのため研究者に向いているかはまた別の能力である。研究者になっている人たちが言うことは「研究が楽しかった」「好きなことだからやる」といったことだ。

 日本では学歴というものさしが社会で用いられ、学歴獲得のレールからドロップアウトすると復帰が困難で、様々な場面で不利になりやすい。

 高学歴獲得以外のレールが用意されていれば、好きなことを見つけて、それを極めるルートが増え、そのレールを歩める人が増えるはずだ。そんなことを考えている。