緑風渚の引き出し

若干ひねくれた大学生が22年の人生の中で思いついたことを書き残してます。

結婚

 カップのヨーグルトのフタをなめるだろうか?

 これは付き合っているときより、結婚するときに問題になりそうだ。付き合っているときは気を遣うので当然フタはなめない。行儀が悪いことは知っている。しかしふたにヨーグルトが付いたまま捨てるのはもったいないし、ゴミも極力綺麗な状態で捨てたい。スプーンを使えばいいのだが、なめた方が早いし、楽だし、きれいになる。だから、気を遣わなくていいならなめたい。しかし、結婚してからそれがばれると、幻滅される可能性がある。

 付き合っているときは何でもないものが、結婚した瞬間問題になることはほかにもあるだろう。赤の他人が家族になるということはそれだけ無理をはらんでいるのだ。キャベツの芯を取っておいて、今日スープに使ったのだが、これも場合によっては引かれるだろう。

 気を遣いながら過ごす夫婦は、それはそれでいつまでも「きれいな生活」が出来ていいのかもしれない。ただ、自分は気を遣わずにぶつかり合う方を選びたい。「きれいな生活」は息苦しそうだ。ぶつかり合いながら互いに心地いい過ごし方を模索できればいいなと思う。