緑風渚の引き出し

若干ひねくれた大学生が22年の人生の中で思いついたことを書き残してます。

エッセイから浮かぶ人物像

 穂村弘のエッセイが好きだ。出会いは、恋をしていた国語の先生から穂村弘の「もしもし、運命の人ですか」という恋愛エッセイを勧められて、手に取ったことだ。一人で読んでいて、声を出して笑った。本当に面白かった。独自の視点と独自の感性。自分もこんな面白いエッセイが書きたいと思った。

 他にもいくつか穂村さんのエッセイを読んでいくと、だんだん穂村さんが浮かび上がってくる気がした。言葉では表現しずらいけれど、弱々しくて、ふにゃふにゃしてて、でも芯があって、なぜかモテて、どこかお茶目さのある人のように感じる。もちろん、エッセイ用穂村かもしれないのだが。

 自分もこうしておもむくままにエッセイ(?)を書いているが、私のエッセイを見ず知らずの人が読んだら、私の人物像は浮かび上がるのだろうか。どう思われたいかといった世間体ガン無視、文字通り純度100%の雑記エッセイだ。見ず知らずの人にこの雑多なエッセイが連続的に読まれることはほとんどないだろうが、自分が文章だけでどう思われるのか気になる。いつかやってみたい。将来のお嫁さんとかに。(この話を友達にしたら、引かれるからやめておけと言われた。)