緑風渚の引き出し

若干ひねくれた大学生が22年の人生の中で思いついたことを書き残してます。

兄のいる妹

 穂村弘の恋愛エッセイを読んで激しく同意した部分がある。それは「好きになる女性の兄弟構成が一致する」ということだ。

 実はこれを読む前から私は気がついていた。読む前に穂村弘の境地に達していた。自分が好きになる子は「兄のいる妹」であることに。大体3歳ほど歳が離れた兄のいる子しか好きにならなかった。例外はこの恋愛エッセイを勧めてくれた高校時代の古典の先生で、「弟のいる姉」だった。

 兄弟構成がその人の性格に影響を与えることは確かなので、好きになりやすいタイプが生まれるのは容易に想像ができる。ただ、なぜ兄のいる妹を好きになるのかはわからない。私は弟がいて、よく面倒を見ていたため、面倒見はいいほうだと思う。しかし、私は相手に甘えたいという欲を持っている。甘えるなら妹よりお姉さんだと思う。でも、お姉さんはお姉さんでいつもしっかりしてなきゃいけないから、恋人には甘えたいのだろうか。

 よくわからないが、とりあえずマッチングアプリには兄弟構成を書く欄と、自分の好きな兄弟構成のタイプを書く欄を設けてくれ。