緑風渚の引き出し

若干ひねくれた大学生が22年の人生の中で思いついたことを書き残してます。

誇り高き文系

 私は自分のことを誇り高き文系だと思っている。誇り高き文系とは、数学が出来るが、学びたい分野が文系だったので文系にした人のことだ。勝手に定義した。

 私は文理選択の高1の秋までずっと理系だと思っていた(周りもそう思っていた)が、よくよく考えると理系に進んで学びたい分野が思い浮かばず、興味があるのはむしろ人間や社会であることに気が付き、教育学を学びたいと思い文系を選択した。

 高2の時、他校の生徒とディスカッションをしたとき、最後に文系だと伝えたところ「え、理系だと思った!」と驚かれた。理由を聞いたところ「AIについていろいろ知ってるし、論理的に話ができてたから」と返ってきた。論理的に話せていたことは嬉しかったが、「文系=非論理的・感情的」と思われていたところが悔しかった。今思えば、「文系なのに論理的」を嬉しく受け取れるのだが。

 学問をやるなら論理的思考は必須だと思う。文系だから論理的思考ができないわけではないし、出来るべきである。その論理的思考を最も測れる教科が数学だと思う。だから数学から逃げた文系を私は軽蔑している。英国社の3科目(マークシート)では論理的思考は問えないだろうからだ。

 ただ、自分も受験生時代に受験英語から逃げ、今も逃げている。やれば必ずできるようになる受験英語から逃げたという意味では数学から逃げた人を軽蔑する資格はないし、ほかの人から軽蔑されても仕方ないことをしたと思う。