緑風渚の引き出し

若干ひねくれた大学生が22年の人生の中で思いついたことを書き残してます。

偽善の献血

 成分献血に行ってきた。

 ルームはきれいだし、ジュースは飲み放題だし、お菓子も食べ放題だし、雑誌も漫画も読めて、献血中はテレビも見られる。

 僕は親族に血液や血漿成分を必要としている人はいないし、知り合いにもいない。ただ、常に献血は足りていないこと、誰かの役に立っていることを知っているので、定期的に行っている。健康じゃないと出来ないボランティアとも捉えられる。

 というわけで完全な善意で行っているわけではない。偽善とも呼べる。だって、お菓子食べに行って、ジュース飲んで、ざっし読みに行ってるようなもんだからだ。友達にはよく「なんで行くの?」と聞かれる。

 

 『やらない善より、やる偽善』

 

 誰かのために役に立つなら、どうこう言う前にやればいいと思う。たしかに針を刺すことで多少のリスクはあるし、時間も一時間程度取られる。それでも生きることに困っている人が救えるならそれでいいじゃないか。