緑風渚の引き出し

若干ひねくれた大学生が22年の人生の中で思いついたことを書き残してます。

奇妙な敗北感

 Twitterを使わない代わりに、Google DiscoverにTwitterのまとめ記事サイト(togetter)が出てくるので、そこでTwitter成分を吸っているのだが、「ザンギとから揚げの違い」とかいう、割とどうでもいいけどちょっと気になって調べたこともあるけどすぐ忘れちゃうタイプの話題があったので、何気なく読むと、ツイート主が「北大で変態と文学を学んでいる大学生」で「なんかかわいい女子大生」だということがわかり、すぐにTwitterに確認しに行った。

 敗北感があった。ポインティの時と同じような敗北感。今回はより鮮烈だった。なんせ現役の北大生である。思わずツイートをひたすら遡っていた。すぐに学部や経歴が気になってしまった。どういう生き方をしたら、「主に変態、故に読書家。尚且つ飲酒家。/耽美・変態・鬱作品を偏愛する北大生/ガーター愛好家/全国で無駄にリテラシーの高い変態イベント開催/FRIDAY袋とじ/毎日新聞掲載/「不惑惑惑」MV出演/ #ミスiD2021 受賞」というプロフィールになるのか気になって仕方なかった。大学図書館のデータベースから毎日新聞の記事も読みに行った。

 自分の好きなことに忠実に、面白そうなことをしていることが羨ましかった。そんな存在が身近に(ただ大学が同じなだけだけど)いて、北大と変態のギャップにやられ、かわいさにやられ、耽美の高尚さにやられ、おもしろバズツイートにやられた。

 素でもブランディングでもいいから、変わった面白い人になりたかった。自分の好きなことで。尖った人になりたかったんだと思いだした。