緑風渚の引き出し

若干ひねくれた大学生が22年の人生の中で思いついたことを書き残してます。

豊かさ

 旅行をしても、もやもやする。

 4年生の夏休みなので旅行をしたほうがいいと言われるので旅行をしたが、二泊三日で1ヶ月分のバイト代が飛んでいくと思うと、お金の使い方として正しいのか少しだけ疑問が湧く。お金を使ってまですることなのか。では貯蓄してどうするのか。

 何が豊かさかわからなくなる。何があれば豊かなのだろう。

 快速エアポートが止まっていて、神戸行の飛行機に乗れず、二万円払ってJAL伊丹空港に飛んだ。思わぬ出費だ。それでも旅行をして思ったことは、友達と予定を合わせて旅行に行ける機会はもう殆ど無いかもしれないということだ。会ったからと言って大した話はしていないが、友人と話したことは自分を形作るのだろう。

 経済的豊かさが全てではない。斎藤幸平の「ゼロからわかる資本論」を読んで、資本主義社会とそうでない社会は豊かさの定義が異なるのだと感じた。経済的豊かさでは測れないものを追い求めることは資本主義社会へのささやかな抵抗かもしれない。