緑風渚の引き出し

若干ひねくれた大学生が22年の人生の中で思いついたことを書き残してます。

解脱

 女子高生に欲情しなくなった。この書き方ではあたかも前は女子高生に欲情していたようだが、否定はできない。中高男子校だったせいで女子高生の制服の物珍しさも相まって女子高生をそういう目で見ていた。見てしまっていた。

 しかしそこから解脱した。教育実習に行って女子高生をみても特に何も思わなくなった。その理由を考えていきたい。

 一つは慣れによる幻想の消滅、もう一つは立場の変化だと考える。女子高生が珍しい存在ではなく一般的な存在であることを知ると、当初思い描いていた幻想は打ち砕かれる。見慣れてくると女子高生のなかでも可愛い可愛くないがあることに気がつくし、女子高生というラベルを貼ることがなくなっていく。

 また、これまでは女子高生と年齢がほとんど変わらず、向こうから恋愛対象になりえたが、年齢が上がり、社会人に近くなると向こうから恋愛対象にされなくなる(されにくくなる)。つりあわなくなってしまうのだ。もちろん例外はあるのだろうが。20歳になると未成年から成年になってしまうので、立場が変わってしまう。年齢が離れていけば、関係性が変わるのは当然かもしれない。

 もちろん恋人ができたことも大きな影響を与えていると思う。女ならだれでもいいといった感情がゼロになるため、女性を見る目が変わったと思う。

 解脱できて本当に良かった。また一つ大人になれた。