緑風渚の引き出し

若干ひねくれた大学生が22年の人生の中で思いついたことを書き残してます。

中高一貫男子校とかいう特異世界

 大学に入学してから知り合った友人と話をしているといかに中高一貫男子校が特殊かがわかる。思春期、そして青春時代を男子だけで過ごした自分は良くも悪くも「普通」から遠ざかっていた。

 私が男女共学の学生生活が想像できないように、共学出身の彼らも男子校での学生生活をイメージできないだろう。男子校の日常についての小説を書こうと思ったこともある。男子しかいない教室。もはや私にとっては当たり前の光景になっているが、それが特異なのだろう。私は体育実技の対面の授業で、6年ぶりに女子と一緒に体育して、「同じ体育の時間に女子がいる…」と思い恐れ慄いた。

 そして、難関中学だったため、「勉強はできて当たり前」、「親の年収は高くて当たり前」のような世界だった。一学年300人もいたが、多様性などありゃしない。それは面白くもあるし、つまらなくもある。

 特異ワールドだった中高時代を生かして何かできるだろうか? これから考えていきたい。とりあえず女子と話せない問題をどうにかしなければ。