緑風渚の引き出し

若干ひねくれた大学生が22年の人生の中で思いついたことを書き残してます。

ないものねだり

 またないものねだりをしている。 

 内定とモラトリアム。

 安定された将来があんなに欲しかったのに、手に入った瞬間、大学院によるモラトリアムが羨ましく感じる。あと2年も学生出来るのかと。好きなことを研究していられるのかと。4月から6月の頃は早く進路が決まってほしいと思っていたのに、不安定であることの不安から逃れたかったのに、決まってしまえば、これでよかったのだろうかや学生があと半年しかないことを嘆くようになる。

 

 恋人がないものねだりをしていた。

 安定とドキドキ。2年弱付き合っている彼氏との関係性の続け方が分からないそうだ。彼氏とは気を遣わない仲だが、もうドキドキすることはないし、自分のことをちやほやしてくれる先輩たちとの方がドキドキする。大学生の恋愛にしては落ち着いていて、みんなが羨ましがる関係であることはわかっているけど、今はもっと遊んでいたい。

 

 ないものねだりをやめたいけれど、やめられそうにはなかなかない。