緑風渚の引き出し

若干ひねくれた大学生が22年の人生の中で思いついたことを書き残してます。

オナホはセックスを遠ざける

 今までオナホール(オナホ)には抵抗があった。「何となく負け」のような気がしていただけだったが、理由を思いついたので、書いておこうと思う。

 それは「本物のセックスから遠ざかるから」だ。

 現代日本のオナホ技術はかなり高いらしく、再現率も高いらしい。であれば、オナホで満足できる可能性が高い。となれば、生身の女性とセックスしたいという欲が薄れる。快楽はオナホで満たされるのだから。恋愛然り、セックス然り、相手がいて、相手の好意や同意がなければ成立しない。自己完結よりも何倍も面倒くさいのだ。それでも、人間が動物である以上、求めるべきは、子孫を残すことである。性欲だけが人を動かしているわけではないが、性欲が自己完結してしまえば、必死に恋愛したり、セックスを追い求めたりしないだろう。動物としては敗北者である。

 逆に言えば、お金をかけたオナニーは限りなく人間的な活動である。なぜなら、自分の生殖細胞を種保存のために使わないからだ。子孫を残すという動物的目的を放棄している。中学生のときから、オナニーは人間らしい行為だと思っていたが、それはそれでありな生き方かもしれない。動物の超越につながる。

 まあ、まずは百聞は一見にしかず、オナホールを買って自分で試してみないといけない。新しい扉が開きそうだ。