緑風渚の引き出し

若干ひねくれた大学生が22年の人生の中で思いついたことを書き残してます。

浪人しないという選択

 浪人している友人とzoomで話したときに思ったことを書きたい。

 私は東大を受け、落ちて、後期で合格した北大に進学した。判断を下したときには、約3年東大合格を目指しやり切った感があること、現役で進学したい思いが強かったこと、浪人しても伸びないだろうと感じていたこと、得点開示を見てあと一歩足りなかったわけではなかったことなどから、浪人せず北大に進学することになんの抵抗もなく、むしろ嬉しかった。

 しかし振り返ってみると、自分の浪人しないという行為は、自分の手で希望の進路を絶ったことになり、自分の可能性を自らの手で殺すことなのだと思ってしまった。何年浪人しても東大に行くという道もあったのに、それを殺したのだ。

 そうして4月からの約2ヶ月、自堕落な自分を見て、これで良かったのか、これで良いのか、という自問自答と自己嫌悪で、こんなにも恵まれた一人暮らし生活なのに、しばしば一人で悶々としてしまう日々を過ごしている。

 コロナがなければ、今頃新しい生活に慣れながら、大学の授業を教室で受け、新しい友達ができて、新しい価値観を知って、切り替えられるのかもしれないが、今は無理だ。高校の頃の友人と話して、やりきれない思いを増幅させるだけだ。ついでにこんな重い話zoomでしたくない。デリケートな話題ほどzoomではしたくない。

 今はコロナだからこそ出来る事をすべきだし、いつまでも悶々としてるのはもったいない。ポジティブな自分はそう言うが、ネガティブな自分はいつまでも自己嫌悪し、さらに自分の可能性を狭めていく。
 どうしたらいいんだろうね。誰も教えてくれないよ。