少々過激なタイトルにしてしまったことを謝罪する。ただ、中央公論のアンケートはがきの職業の欄を見て思ってしまったのだ。
職業:会社員 会社役員 公務員 教師
医師 弁護士 団体職員 学生
年金生活 その他〔 〕
軽いめまいがした。雑誌の内容を鑑みれば納得なのだが、いささか露骨すぎないだろうか。一部の職業に選択肢が集中している。読者層があらかじめ限られているため、このような選択肢なのだろう。ちなみに2022年2月号の特集は「もがく大学 再生の道」、3月号の特集は「格差と出自の研究」。どちらも関心があるので読んだが、そもそもこんなものに関心を示す方が特殊かもしれない。
興味関心と職業はある程度関連するのだろう。格差と捉えることもできるし、単なるさと捉えることもできる。2年後期のゼミで趣味と出身階層の関係についての文献を読んで議論したが、それに近いものを感じる。近年格差が注目されやすいが、是正すべき格差は何であるかを考える必要があると感じた。