緑風渚の引き出し

若干ひねくれた大学生が22年の人生の中で思いついたことを書き残してます。

「塩こしょう」

 「塩こしょう」は塩とこしょうではない。何を言っているかわからないだろう。私も半月前までわからなかった。

 友人が家に来て料理をしていたとき、「塩こしょうってないの?」と聞かれた。私は「アジシオと粗挽きのブラックペッパーならあるけど」と答えると、塩こしょうは塩とこしょうが別々にあることとは違う、というのだ。

 ピンとこなかったので、後日スーパーで塩こしょうを買ってみた。試しに肉を焼くときに使ってみると、いつもより美味しかったのだ! 下味がしっかりつくので、味付けが薄くても美味しいし、こしょうもまんべんなくかかっている。振る手間は一回で済むので、素晴らしい。食塩とこしょうの他に、砂糖とアミノ酸が入っているからか、味が決まりやすくなった気がする。

 塩こしょうを侮るなかれ。こうして私も「塩こしょうは塩とこしょうじゃないんだよ」と言うようになっていった。