緑風渚の引き出し

若干ひねくれた大学生が22年の人生の中で思いついたことを書き残してます。

角度とベクトル

 AV男優しみけんのセックス講座をYou Tubeで見ていると、しみけんが「挿入は角度とベクトル!」とドヤ顔で言っていた。一瞬違和感を覚え、考えると、「角度とベクトル」では、「頭痛が痛い」「馬から落馬する」状態になっていることに気がついた。
 私は深くため息をついた。嫌いだ。ベクトルの定義も理解していないのにドヤ顔でベクトルなんて使ってほしくない。数Bでベクトルを習うとき、初めてベクトルという概念を習うのだから、緊張して定義を確認するはずだ。数学は最初に勘違いするとその単元が壊滅的になるからだ。そのためベクトルの定義はしっかり確認した。向きと大きさによって定義される矢印だ。おそらくしみけんはベクトルを力の大きさという意味で使ったのだろう。
 学習指導要領が変更され、文系はベクトルをやらなくなるのだ。文系でベクトルの必要性を感じたことはないが、定義も知らず雰囲気だけで「ベクトル」という単語を使う文系が生み出されると思うと頭が痛い。