緑風渚の引き出し

若干ひねくれた大学生が22年の人生の中で思いついたことを書き残してます。

魂の上流階級

 朝日新聞別刷りBeの悩みのるつぼ(お悩み相談コーナー)で、主人の義父母への不満を抱えた40代女性へ美輪明宏さんが回答していた。経済的に裕福ではなく、受験の知識のない義父母に不満があるようだった。

 本当にお金持ちで上品な人は自分が地位や名誉、学歴で秀でてることをひけらかすことはない。それは下品だから、と書いていた。そのため、魂の上流階級を目指しなさいと述べていた。

 「魂の上流階級」という言葉に感激するとともに、深く納得するものだった。

 彼女のことを思い出した。彼女は間違いなく魂の上流階級だった。嫌味、虚栄心、嫉妬を感じない。得意げな仕草や鼻につくことなく、当たり前のことのように自分の話をする。

 自分は魂の上流階級にはなれていないと思う。どこか浅ましさや卑しさがあると思う。育ちが悪いわけではないが、自分より育ちがいい人を目の当たりにすると、引け目を感じる。魂の上流階級に近づきたい。