緑風渚の引き出し

若干ひねくれた大学生が22年の人生の中で思いついたことを書き残してます。

当たり前と幸せ

 コロナで様々な「当たり前」がなくなっていった。

 未だに大学の教室での授業は受けていない。授業の前後の時間に友達とお喋りすることもできない。人々はマスクで表情を隠してしまい、コミュニケーションもとりにくい。

 派遣労働者は切られ、個人事業主は困窮し、新卒採用は厳しくなる。当然数年後の就活にも影響を与えてくるだろう。「安定」というイメージのある公務員の人気が高まり、民間への就職は難しくなる。

 街ではソーシャルディスタンスを守れと言われ、自粛警察が跋扈し、経済と人命を天秤にかけることになる。

 ウイルスの脅威は恐ろしい。簡単に世界を変えてしまうのだから。世界は不完全な資本主義とAIの発展で岐路を迎えると思っていたが、ここがターニングポイントになるかもしれない。

 だからこそ思う。今を大切に生きよう。精一杯、全力で生きよう。未来を悲観しても仕方ない。だって未来は分からないもの。今こうして温かいお風呂に入りながら、こんなことを考えられることに感謝し、満喫したい。