緑風渚の引き出し

若干ひねくれた大学生が22年の人生の中で思いついたことを書き残してます。

夜の迷子

 札幌中心部は道が碁盤の目のように張り巡らされている。そのため地図アプリを使わなくとも、目的地の住所と信号機の標識(北○東△、南□西▽みたいな)からたどり着くことができる。しかし例外もある。たまに曲がった道や斜めの道があるのだ。

 今日の帰り、自宅を目指して自転車を走らせていると曲がった道を通った。あまり何も考えず進んでいると、なぜか信号機の標識の数字が感覚とずれていったのだ。家の住所に近づいているはずなのに、なぜか数字が変わらない。同じ標識を何度か見て、ワープしているのではないかと考え始めた。おかしい。北に向かっているはずなのになぜか北○の数字が減っていく、おかしい。なぜだ。なぜ遠ざかってるんだ。

 一瞬(実はかなり)不安に思った。札幌で迷子になるはずはないと思って適当な道を通って帰っていたが、帰れなくなってしまう。焦ってきた。

 通るはずのない時計台が見えた。流石に地図アプリを起動して調べてみる。なぜこんなところにいるのか。疑問に思いながらも自転車を進めると、気がついてしまった。北に向かっているつもりが、東に向かっていたのだ。街灯で反射してよく見えていなかった信号の標識を見ると随分東へと来ていた。なぜ気が付かなかったのか。自分でも驚きながら遠回りの道を帰った。

 

今日嬉しかったこと

・情報学のレポートをなんとか書き終えたこと

・短時間だけと布団干せたこと

・サイクリングできたこと

今日の献立

朝 食パン 牛乳 バナナ

昼 焼きそば 目玉焼き 醤油ラーメン

夜 餃子(チルド) ご飯 ジンギスカンスープ