緑風渚の引き出し

若干ひねくれた大学生が22年の人生の中で思いついたことを書き残してます。

大学の書庫に行ってきた

 なにかしたいなと思ったので、大学図書館の書庫に行ってきた。一ヶ月前(たまたま対面授業が出来てた頃)に学部の授業で、図書館ガイダンスを受けたので、書庫に行けるようになったのだ。

 前回行ったときも思ったが、書庫に行くと書庫は知が集結している場所だと感じる。自分の知らない世界の本が数多に広がっていた。図書館にはよく行くし、国立国会図書館も行ったことがあるが、大学図書館の書庫には圧倒された。こんなに身近なところに、こんなにたくさんの資料があるのかと。

 書庫内は涼しく、自分が歩くと自動で電気がつく、可動式の本棚がある、迷路のようなところだ。人とすれ違うことも殆ど無い。これから暑くなってきたら、書庫に逃げ込もうかと思うくらいだ。歩いているだけで楽しい。そこにはイタリアの裁判判例集や昭和後期の中学教科書、昭和前期の小樽新聞のマイクロフィルムなど様々なものがある。誰が使うんだろう、という資料ばかりだ。

 アンティーク雑貨のような分厚くてきれいな装飾が施された海外の本やいかにも高そうな10冊セットの本もたくさんあり、大学の資金にも驚く。大学は当たり前に行くところだと思っていたが、想像以上にすごいところなのかもしれないと思う瞬間である。