日本の教育システム的に文理選択は今のところ大きな意味を持つ。大学入試は文系理系で受験する科目が違い、行きたい学部は文系か理系のどちらかに振り分けられていることが大半だ。私は文理選択を良いことと思っていない。
それは高校生で勉強の幅を狭めるからだ。近年は文系理系にとらわれない学問が増えてきた。「文系だから数学、化学、物理は出来なくていい」「理系だから日本史、世界史、古典はやらなくていい」といった考え方は思考の幅も狭める。
いっそのこと共通テストを易しくして、文理の別なく英数国理社を受けて、200点×5科目の1000点満点にして、各大学が合否を決めればいいと思う。高校までの基礎範囲を網羅したテストにして、他の能力は個別試験で問えばいいと思う。個別試験は1科目のみや専攻したい学問によって小論文を課すなど、工夫の仕方があると思う。大学生の戯言だが。